もうすぐ選抜高校野球大会、通称『センバツ』が始まるらしいです。
とりたてて高校野球ファンというわけではないのですが、懸命にプレイしている球児たちの姿を見るのは気持ちがいいです。ゲロゲーロ。
しかし、そんな高校野球をとりまく大人たちには、いささか閉口モノです。
数年前の話ですが、職場のオバチャンの息子が所属する野球部が甲子園出場を果たしました。
そしてそのオバチャンは、アタリマエのように職場の上司や同僚、果ては取引先にまで、寄付金を募り出しました。
まあまあまあ、よくある話です。
本当に驚いたのは、野球部員の保護者ひとりひとりに寄付金集めのノルマを課せられていたということです。
聞けばその野球部のOBは、卒業生名簿を片手に各家庭を訪れ、「寄付金」を集金してまわったとか。取立てじゃん。
私も仕方なくいくらか寄付をするわけですが、そのカネの使い道は、
・『選手の宿泊費』 うんうん、必要必要。
・『応援団の交通費』 う~ん、まあ要るのかな。
・『それらを3回戦分』 え?ちょっと待てや。
・『保護者応援用のTシャツ』 イヤイヤイヤ、自分らで作れよ!
…と、だんだんアヤシくなってきました。
3回戦分?ナニそれ。初戦で負けたら返してくれんの?
そもそも、大応援団なんか要るのか?
選手の交通費とか宿舎ぐらい高野連がみてやれよ。
とかなんとか言っている間に、そのオバチャンは補欠にも入れなかった息子がスタンドで応援している晴れ姿を見るために、これまたアタリマエのように仕事を休み、甲子園へ。
その学校は見事1回戦で敗退しました。
後日、野球部で立派なバスを買ったとオバチャンが嬉しそうに話してきました。
カネ返せ、コラァーーー!
球児は悪くないと思いますが、こんなんじゃ有力選手が当然のようにカネもらったり、チョーシにのってパチンコ屋でタバコ吸うのもわかるような気がします。ゲロゲーロ!
- 2005/03/11(金) 23:51:58|
- 戯れ言|
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働いていた頃、「また寄付しなくっちゃ。」って、岩国高校出身の人が自慢げに喜んでいたのを思い出しました。純粋に後輩を応援している先輩達の寄付ってありがたいでしょうね。
長男が小学校に入って実感したのですが、野球離れは確実です。(野球好きで、女だから仕方なくソフトボールをやっていた母としてはちょっと寂しい感もありますが。)益田では、一番人気はサッカー、続いて水泳、バスケ、陸上でしょうか。みんな、個性の活かせる自分の好きなスポーツをしています。(うちは文化系で無縁)
野球チームの練習を見学して思うのですが、「ぬるい」です。監督が「やさしい」です。野球も、私が子供の頃とは違ってきているなぁと感じました。チームの子供たちを見守る母達のほうが本気でやる気。
もしかしたら、甲子園はTVで放映されなくなる日が来るかもしれないなぁ・・って、野球だけが特別な時代はもう終わってますね。
- 2005/03/12(土) 10:23:53 |
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- ちせ #-
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本文に書いたその高校は、野球部に対する特別扱い(有力中学生選手の受験優遇、大会での全校あげての応援など。応援に至っては、参加しなければ授業の単位がもらえないという罰則まであったらしい。)で、生徒からかなり反感を買っていたそうです。
「部活」が教育の一環であることをもう一度考え直さなければ、高校野球を含め野球人気は落ちる一方でしょう。
受験優遇などの「野球がうまいから勉強しなくていい」という風潮を作ってしまっている学校に対しては、何が「教育の場」だと鼻で笑ってしまいます。フフン。
- 2005/03/13(日) 12:51:25 |
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- 信 #Qo5l1wbk
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