青空堂本舗

-- the Blue Sky Web-Log HOMPO --

なぎ × リキ

――ツバメ余波がとまらない。

わがムスメのなぎ(小四)はヒトを巻き込むチカラというか、才能というか、そういうものに恵まれているようで、幼児のころからコイツがひとりであそんでるトコロに周りの子が寄ってきていっしょに仲良くなったり、コイツがハマってることがいつのまにかクラスじゅうに広まっていたということが多く、私はそのチカラをひそかに『なぎ力(りょく)』と呼んでいるのですが、今回のツバメのリキの件でもその『なぎ力』は存分に発揮され、巻き込んだ対象はクラスメイトにとどまらず、ついに学校の最高権力者にまで達しました。

なんと。
ムスメ(小四)が通うスライス小学校(仮名称)の校長が、「リキの写真をくれ!全部くれ!」って言ってこられたそうです。

今回は『なぎ力』に『リキ力』が加わったことで拍車がかかったのか、巻き込む対象がどんどん拡大しているようで、リキの写真を学校に持ってった日。
ムスメ(小四)が通学路でクルマに轢かれていたツバメの亡骸をハッケンし、埋葬してあげたいと現場近くのペットショップにご遺体をくるむ伊達公子タメの新聞紙を分けてもらえないかと申し出たトコロ、それなら、ということで、新聞紙といっしょに、ホトケを運びやすいようにと、なんかの商品の空き箱をいただいたそうです。

――やさしいのう。

そしてその後。
よくリキのエサとなるバッタとかの昆虫を獲っていた近所の公園のまわりで埋葬する場所を探していると、公園のそばの家の奥さまが声をかけてくださったので、カクカクしかじか事情を説明したトコロ、それなら、ということで、なんと、

「自宅の庭に埋めてもいいぜ」
っておっしゃるじゃああありませんか!
(←チャーリー)

――やさしいのう。

この奥さま。
わが家が早起きしてエサ獲りをしているときに愛犬のコロちゃんの散歩をしていらしたので、挨拶とか世間バナシをさせていただいていたのですが、よくよく聞いてみると実はワレワレがバッタを獲っていた土地の所有者のかたで、リキのエサのバッタがいなくなるといけないということで、予定していた草刈りを
わざわざ待っていてくださった
っていうじゃああありませんか!
(←チャーリー)

――やさしいのう。

もうね。やさしいヒトしかいねえな。
泣くデス。

そんなヒトにもツバメにもやさしい山口にみんな住めばいいんだとおもう。
お待ちしておりますよ。

Oide-Masse 山口へ。


なぎ × リキ


  1. 2012/06/29(金) 20:11:28|
  2. ツバメの「リキ」|
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ツバメ「リキ」大空へ発つ

6月23日(土)。

保護しているツバメの「リキ」を自然へ還す日がやってきました。

まだまだヒトの肩やアタマに乗って甘えてくるヒヨッコですが、ここ一週間はエサをもりもり食うようになり、家のなかを自由に飛びまわることができるまで成長しました。
ムスメのなぎ(小四)がひろってきたときにはあんなに弱々しく見えたヒナドリのなかに、こんなにも力強い命の炎が宿っていたことに感動しています。

リキ
↑わが家で過ごすさいごの日。翼や尾羽も長くなり、飛ぶためのカラダになりました。

この日はニンゲンが休日ということで、いつもより多めにエサの昆虫を獲る時間があったので、放鳥をまえにたらふく食わせることができてよかったデス。

リキを放鳥する場所は、山口市阿知須にある『きらら浜自然観察公園』


今回の保護にあたっていろいろとアドバイスをいただいたときわ公園のSさんによると、この界隈の巣から巣立った若ツバメたちは、この公園内の葦原(ヨシ原)に数千~1万羽で集まり、8、9月の渡りの時期までここをねぐらにするので、放鳥するならこの場所が最適だということでした。

放つ時間も、Sさんがわざわざ前日に現地に足を運んで調べてくださった結果、午後7時15分ごろにツバメたちがねぐらに戻ってきているようだ、ということで、その時間に合わせることにしました。

リキ
↑自然観察公園へとむかう車中。なにかを察しているのか、大興奮状態だったリキ。

午後6時すぎに現地にはいり、先に来ていたSさんと合流しました。

きらら浜
↑「きらら浜自然観察公園」はこんなトコロです。

ホドなくして、遠くの空から数十羽単位の若ツバメの群れがいくつか飛来してきました!
コレだけのツバメたちが、誰からか教えてもらうワケでもなく、カラダのなかの遺伝子に刻まれた記憶に従って同じ場所に集まってくるという神秘にムネを打たれました。

飛来するツバメの数がピークに達するころ、Sさんから「そろそろ準備しましょう」と促され、いよいよリキを天井のない世界へと連れ出すことに。

リキ
↑ひろった手に守られ、飛び立つ機会をまつ。
目では仲間となるツバメたちの動きをじっと見つめていたリキ。

リキ
↑「では、手を離してみましょう」というSさんの声とともに、なぎ(小四)の手のひらのうえに立つリキ。
この瞬間、目つきがかわった気がします。

リキ
↑しかし、状況がつかめないのか、なかなか飛べないリキ。

なぎ(小四)から半ば強引に飛ばされたものの、数メートルほどの弧を描き、「定位置」の肩にもどってくるリキ。

「ちがう、リキ!あっち!仲間のほう!」

というなぎ(小四)からかけられるエールの叫び虚しく、飛んでは肩に乗ることを繰り返すリキの姿に、「きょうはもうダメかもしれない」と思いかけた何度めかの飛翔で、突如、意を決したかのように、広い葦原への低空飛行を見せ、その姿はあっというまに百メートルほど先の群れのなかへと消えていきました。

なんか。ムスメのなぎ(小四)が幼稚園にはいったとき、親の心配をヨソにあっさり幼稚園に馴染みやがったので拍子抜けすると同時に、わが子の成長を感じたときのことをおもいだしました。

これからは野生の「ツバメ」として、仲間と本能とともに生きていくことになるワケですが、わが家の家族やムスメ(小四)のクラスメイトなど、たくさんのニンゲンに愛情を注がれ、「リキ」という名前で呼ぶニンゲンに対して、その生命で数々のことを教えてくれた特別なツバメとして、生命を全うして欲しいとおもいます。

ありがとう!リキ!
がんばれ!リキ!


リキ
↑リキが飛び去った日の夕焼け。


  1. 2012/06/23(土) 22:11:37|
  2. ツバメの「リキ」|
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オヤゴコロとはなにか。

いま保護しているツバメの「リキ」が飛べるようになるちょっとまえ。

来たるべきの巣立ちの日に備え、ほうほうのちょうちょう…イヤイヤ、放鳥の方法やそれに向けての準備などを知っておかねばなるまい、ということで。
ヨメが山口大学や山口県立博物館などに問い合わせたりとか(月亭)八方手を尽くして調べた結果、宇部市「ときわ公園」に野生動物保護のエキスパートのSさんというかたがいらっしゃると聞き、さっそく連絡を取って今後のお世話の仕方をデンワにて相談しました。

当時、いちばん気になっていたのはエサのこと。
ムスメ(小四)が拾ってきたばかりのころ、「ミルワーム」という市販のイモムシを買ってきて与えていたのですが、いろいろ調べてみると、どうやらソイツは栄養価が低いばかりか、カラダに燐などが含まれているタメ、「栄養改善」という作業を経てから与えないとヘタをすると失明するなどの症状が出るということで、わが家では与えるのをやめて、捕まえてきた昆虫と、小鳥用の練り餌でなんとか賄っていました。
そのような現状を説明すると、「いまからカラダを鍛えていかなくてはいけない時期にはいってくるので、練り餌はあまりよくない」「梅雨にはいったこの時期にエサとなる昆虫を調達するのはタイヘン」ということで、栄養改善済みの「ジャンボ・ミルワーム」というイモムシを分けてくださるっていうじゃああありませんか!!(←チャーリー)

山口市のわが家から宇部市のときわ公園まではクルマで小一時間かかる距離なのですが、タマタマ私の現在の勤務地が宇部市だったので、シゴト帰りにときわ公園に寄って、Sさんとお会いすることができました。

Sさんは本当にすばらしいかたで、保護したツバメの体調はモチロン、拾ってきたムスメ(小四)の心情も気にかけていただき、ツバメの生態、世話の仕方だけではなく、動物を保護するという経験が子供にとってどんなにいいことか、などを丁寧に教えてくださいました。
そのコトバや表情ひとつひとつが愛情に満ちていて、フツーにおハナシさせていただいただけなのに、私、カンドーしてちょとナミダが滲んできちまいましたよ。まじで。

あとから知ったことなのですが、このSさん。
白鳥をはじめとするときわ公園の鳥たちを、半世紀にわたって育ててきたというホントにスゴいヒトで、あのカッタくんを人工孵化から育てあげたのも、Sさんなのだそうです。

こんなヒトがいるんだな。とか、こんなヒトになりたいな。とかおもったのははじめてかもしれません。

リキ
↑リキ。すくすく成長ちゅう。

すばらしい出会いをくれた「リキ」にありがとう。
リキを拾ってきたムスメ(小四)にありがとう。
(月亭)八方手を尽くして調べてくれたヨメにありがとう。

さて。
↓コレが件の「ジャンボ・ミルワーム」。
ジャンボ・ミルワーム

ぅうわっ。

市販のミルワームの10倍はあるということで、なかなか食いごたえありそうなカンジ。
――じゅるり。


  1. 2012/06/17(日) 23:00:35|
  2. ツバメの「リキ」|
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  4. コメント:2

リキ

いま。
わが家にツバメがいます。

6月7日(木)。
ムスメのなぎ(小四)が、学校に登校ちゅうに巣から落ちていたヒナを発見、保護しました。
もともといた巣は壊れていて、辺りに親鳥も見あたらなかったタメ、そのまま学校へ連れていき、放課後、家に連れてかえってきました。

野生動物なので県の自然保護課に連絡して保護を許可してもらってメンドーをみることにしたものの、正直、すぐに死んでしまうとおもったホド、かなり衰弱しているようすで、エサを食うのも指で口をこじ開けてやらないといけない状態でした。

なので。
チカラづよく育ってほしい、という願いをこめて、
「リキ」
と名づけました。

山口県に住んでるからといって、決して、アタマに「長州」をつけてはいけません。
ちなみに「竹内」でもありません。

その後。
ムスメ(小四)とヨメの海外A…、海外B…、イヤイヤ、甲斐甲斐しいお世話のおかげで徐々に回復してきたので、ムスメ(小四)の担任の先生に許可をいただき、平日はムスメ(小四)といっしょに登校して教室で世話をして、下校時に家に連れて帰って世話をすることにしました。

ムスメのなぎ(小四)は、朝5時に起床しての登校まえと、学校からかえってきたあとにも、生き餌の昆虫を捕まえるべく、近所の公園で虫取り網をふるっています。

世話はタイヘンだけど、その甲斐あって日に日に元気になる「リキ」。

まあ。赤ん坊のころのなぎ(小四)の世話にくらべれば、チョロいモンですが。

きのう。6月15日。
ついに部屋のなかで飛んだそうです!
うひゃほう!

もうすぐお別れデス。
さみしいなー。




【 リキ 成長記録 】

~1日め。~
リキ


~2日め。~
リキ

~3日め。~
リキリキ

~4日め。~
リキリキ

~5日め。~
リキ

~6日め。~
リキ

~7日め。~
リキ

~8日め。~
リキ
リキ

~9日め。~
リキリキ
↑飛んだ日。

~10日め。~
リキリキ
  1. 2012/06/16(土) 11:25:57|
  2. ツバメの「リキ」|
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