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『震災後』

周囲から、「よっ、読書家ニンゲン!」 と呼ばれるべく、絶賛進行中の「インテリ化計画」

今回読んだのは、昨年の3月11日の3ヶ月後から約半年間、週刊ポストに連載された、

福井 晴敏・著
『震災後』

という、東日本大震災が起きてからの数ヶ月間の東京を舞台に描かれたフィクション。

震災直後にリアルタイムに連載されたという本。
「こんな時だけど、そろそろ未来の話をしようか」というサブタイトルに惹かれて読んでみました。

バブル崩壊やリーマンショック等々の経済危機、そしてこの震災を経て、いつのまにか明るい未来を想像すらできないなか、オトナたちは子供たちに「安心」とか「安定」を与えようとするあまり、憧れの対象としての未来を説くことを忘れてしまっているように感じます。
そのタメか「学歴社会」というモノも、安定を求めすぎるあまり、かつての「いい大学に行っていい会社に就職する」というくだらねえ上流志向から、「四流でもいいから大学くらいは行っとかないと死ぬる」というウンコみたいな考えかたに変化しているような気がします。
つまりソレは、子を思う体で実は不安を押し付けているのだと、常づね感じていました。
子供たちに必要なモノとは、輝かしい「未来」。
ホントはワレワレオトナたちもまた、現在の先が見えない世のなかで不安や不満を口にしながら、子供に手渡すべき「未来」を求めているのだとも思います。
スマートフォンをはじめとした昨今のデジタル機器ブームとか、ニホンの科学技術の高さを知らしめたはやぶさブームなんかは、不安のなかで未来を求めてる大衆の心情を如実に表しているんじゃないでしょうか。

ワレワレが子供のころ、宇宙と地球を往き来するスペースシャトルがNASAで開発されたり、池袋にサンシャイン60が建造されたり、MADE IN JAPANの技術が世界を席捲したりと、鉄腕アトムやドラえもん、スター・ウォーズ、数々のロボットアニメも含めて、未来は輝かしいものでした。
反面、地球環境を破壊するという影を生み出してしまっているのも事実で、原発問題などはまさに大きな代償といえます。

いまを生きるワレワレオトナは、先人が与えてくれた未来への輝きはそのままに、そこに地球や宇宙を侵さずに共生することと、経済的成長をしつづけることが人類の発展を生むワケじゃないという価値観を加えて、次世代に渡す役割を担っている自覚を持つべきだとおもいました。

そう自覚。
先述したように「安心」「安定」を求めすぎるあまり、自らがリスクを払うことを恐れ、責任を負うことから逃れようとするのではなく、ひとりひとりが自覚を持って生きなければ、そのリスクは凝縮されたカタチで子供の代に渡さなければならないし、世界は変わらねえデス。

まあまあ。
そんなことをいろいろと考えさせられた本でした。

ハナシは、なんかまんがチックだったけどね。



福井 晴敏
小学館
発売日:2011-10-31


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  1. 2012/04/24(火) 23:14:13|
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