青空堂本舗

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おそろ

こないだ、新幹線で山口まで帰ってくる途中、50歳代くらいのスーツの肩の部分がフケだらけのビジネスマンらしきオッサンと座席が隣になったんですが、そこでちょっとしたミラクルが起きました。
京都で新幹線に乗り込んで、特にすることもなく手持ち無沙汰になってしまった私は、誰かにメールでも打ってみるかと携帯電話を取り出しました。去年いろいろ悩んでタダで手に入れたお気に入りの携帯電話です。
普段ケータイでメールを書くことはほとんどないので、短い文章を書くのにも一苦労です。家に「今京都を出たところ」なんて打ち終わった頃には、もう新大阪駅だったりするほど。
そんなカンジでメール作業に四苦八苦していたとき、ふと隣のオッサンを見やると、そのオッサンも自分のケータイでメールを打っていました。
そのとき気づいたのです。
なんと、そのオッサンの持っている携帯電話が、私の持っている機種とまったく同じ物だったのです。
一瞬我が目を疑い、マンガのように手で目をゴシゴシこすってからもう一度見てもやっぱり同じでした。
私とオッサンは隣同士の席で、同じ携帯電話を取り出し、同じように足を組み、メールを打っていたのです。
周りから見れば、さぞ異様な光景だったに違いありません。
はっ、もしかしたら親子に勘違いされていたかもしれない。
それぐらいならまだいいとしても、オヤジのことを尊敬している息子が「父さんのようになりたい」と同じケータイを使っていると思われていたら…。
そして、普段なかなか面と向かって話せないことを、メールを使ってやりとりしていると思われていたら…。隣同士で。
さらにそのメールが、

「父さん、一人前の男になるにはどうしたらいいんだい?」
「一人前の男か。おまえ、いくつになった?」
「32だよ、父さん。」
「32か…。こんど酒でも飲んでゆっくり話そう。」
「…父さん…。」
「母さんには、内緒だぞ。」

みたいな内容だと思われていたら…。
私はそっと携帯電話をポケットにしまい、窓の外を眺めました。
ああ、もう春なのだなあ。

sony-ericssons.jpg

  1. 2005/04/15(金) 01:01:51|
  2. 戯れ言|
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