36歳になったのを機にもうすこしアタマよさそうなオトコになろう!という、私の
インテリ化計画。
手はじめに、「空いた時間に本を読んでるからアタマよさそう」というアタマの悪そうな肩書きほしさに、とりあえず本を読んでみることにしました。
記念すべき1冊目として図書館で借りてきたのが、
なだいなだ・著
『権威と権力 ~いうことをきかせる原理・きく原理~』
という本。
「権威」や「権力」という後ろ盾によっていうことをきかせようとしたり、また、いうことをきいてしまうニンゲンの心理を、精神科医でもある著者が全篇会話形式でつづった本です。
権威・権力による集団の「まとまり(結束)」よりも、それらに影響されないヒトたちによる、まとまることは難いけれども「調和」のとれた集団であるべきだという筆者の意見は、私の日ごろからの考えに近く、共感します。
折しも、わが国の総理大臣が2代続けてシゴトを投げ出し、その「権力」を巡った周辺の右往左往ぶりで、「国政」という「権力」が完全に「権威」を失いつつある時期だけに、なかなかオモシロく読めました。
全篇会話形式というのも、私のような読書初心者には読みやすかったです。
テーマが大きすぎて、さいごは尻切れトンボ気味だったけど。
要は、「肩書きに惑わされんな」ってこと。
な?
「空いた時間に本を読んでるからアタマよさそう」だろ?
- 2008/09/03(水) 20:41:57|
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