周囲から読書家ニンゲンと見られたくて、絶賛進行中の
「インテリ化計画」。
今回は、各所で「2008年最高の小説に挙げられる中の1冊」との呼び声が高く、以前から気になっていた
コーマック・マッカーシー 著
『ザ・ロード』
という本を読んでみました。
えーとですね。
核戦争かなんかで荒廃したアメリカを、父親とムスコがあてもなく旅する中で親子愛を描いている作品。
冒頭、あんまり面白くなかったのですが、前評判が高かったので「どこで面白くなるんだろ。」と期待して読み進めていくうちに、結局最後まで
一度も面白くならないウチに終わっちまいました。
――ナンだ、コレ?いろんな読者レビューでは「子供を持つオヤジにはグッとくるぜ。」みたいな声が多かったのですが、その愛の描き方がヒッッッジョーに陳腐で、著者から、
「こういうオヤジの姿に愛を感じるよな?な?な?ってかココで愛を感じろや。」とか、
「こういう絶望的状況でも子供が成長する姿を何気に描いてるんだぜ。おれが。」って押し売りされてるみたいで、シラけました。
舞台となっている終末世界の設定もとってつけたみたいだし。
まあまあ。
カンドーできるヒトもいるようなので、キョーミのあるかたは読んでみたらいいんじゃね?
ピューリッツァー賞をもらってるそうだし。
私にとってはいまんトコロ、ことし最大の衝撃作でした。
がんばれピューリッつぁん。
- 2009/03/28(土) 11:46:57|
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そんな本の存在すら知らなかった私は
隠れた読書家ですよ。
お勧めは いしいしんじ。
やさしい言葉を用いてシュールで少し残酷な非日常の世界(でも真理を突いてる)を紡ぎ出す、物語作家さんです。
ぶらんこのり、とか、プラネタリウムのふたご、とか
麦ふみクーツェとか。トリツカレ男とか。
読みたいなら貸してさしあげてもよろしくってよ。
あ、玉袋筋太郎氏の 男子のための人生のルール はほのかに笑えました。
作者名からやばい。
息子のために買ってやったんですけどね。
最近は漱石さんの こころ を再読してみたり。
気づいたらここ1週間で4冊読んでました。
疲れました。
- 2009/04/03(金) 01:29:49 |
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