周囲から読書家ニンゲンと見られたくて、絶賛進行中の
「インテリ化計画」。
今回読んだ本は、どこかでだれかがレビュー的なことを言っていたのを聞いて、ちょっとオモシロそうだなと思っていた
ヒキタ クニオ ・著
『角』(つの)
この作品はですねー。
読み進めていく残りのページ数に比例してオモシロさも薄らいでいくという、あるイミ、今シーズンのヨコハマのプロ野球チームみたいな作品です。
出版社に勤めるおねえちゃんのアタマにある日突然ツノが生えてしまった、という設定を紹介する冒頭部分がこの作品のピーク。
最後のほうはあまりクライマックさないです。
あと、作品の大筋とは一切カンケーないいくつかのエピソードに多くのページ数が割かれていたり、必要のない下品な表現が所ドコロで使われていたり、結局ラストをオカルトとムリヤリな死で片づけていたり、と、尻すぼみ。
尻上がれよコノヤロー。
主要登場人物のキャラクターも、最後まで固まってないし。
何本か映画化の実績もある作家さんということで期待していただけに残念す。
読書家のヨメからは、「オメー、なかなかいい本に出あわねえな。もけけけ。」と笑われました。
――ナルホド。
読書には、いい本を選ぶ能力と運が必要なんだね。
つぎ、がんばります。
来年はがんばれ。横浜ベイスターズ。
- 2009/05/18(月) 22:43:08|
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