周囲から、「よっ、読書家ニンゲン!」 と呼ばれるべく、絶賛進行中の
「インテリ化計画」。
ことしにはいってからなにかと忙しく、なかなか時間がとれずに停滞気味でしたが、ここへきてちょっと時間的にヨユーができてきたので、久しブリに本を開いてみました。
今回読んだのは、
明野 照葉・著
『汝の名』
という本で、いつだったかラジオかなんかでどこぞの誰かが「面白い」と薦めていた記憶がなんとなく残っていた作品。
ワリと大仰なタイトルではありますが、内容はオンナ同士の痴話ゲンカ。
首都トーキョーで暮らす30歳代のオンナふたりの対照的生き方を通して現代ニッポンが抱える暗部を描いたふうになっています。
物語半ばまで伏線と思しき枝葉的エピソードが適度に散りばめられていて読むほうも適度にわくわくするのですが、見事なまでに期待を裏切らない、っていうか、予想どおりにしか展開しないので安心して読むことができます。
あと。とちゅうで主人公のまえに登場する、容姿端麗でシゴトもデキるおカネもちんちの御曹司くんが、何のどんでん返しもないまま、さいごまで理想の王子サマとして描かれていることと、イヤそれ、そっちのボスかケーサツが動いたらイッパツで終わりだろ。っていうトコロには一切触れずにケンカし続けさせたら収拾つかなくなってムリやりハナシを終わらせたことにビックリしました。
まあ。なんちゅうか、アレですわ。
土曜日の昼下がりにすることないから「火曜サスペンス」の再放送を半分うとうとしながら見てたらちょっとオモシロかったけどさいごは寝てた。ってカンジの作品でした。
- 2010/05/09(日) 23:14:31|
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