青空堂本舗

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『戦場から女優へ』

久びさに。
周囲から、「よっ、読書家ニンゲン!」 と呼ばれるべく、絶賛進行中の「インテリ化計画」

今回は、なんか先週、ラジオで鈴木杏樹が紹介していた、

サヘル ローズ・著
『戦場から女優へ』

という本を読みました。

私はこの著者のヒトは存じあげないのですが、なんかテレビやラジオで活躍中のタレント・女優さんだそうです。
このヒト。
戦争で家族全員を亡くされたとか、ニホンにきて極貧生活をおくられたとか、さまざまな苦難にあわれていて、それらのことに関しては想像しかできない平和ボケの私がここでとやかく言うことははばかられるのですが、幼い戦争孤児だったこのヒトを、大学生の身分でありながら、引き取って育てたという母親との絆には心を打たれずにはいられません。

私は「血のつながり」とかいうへなちょこな概念が大っキライです。
「ジブンのオナカを痛めて産む」という行為そのものは崇高だと思いますが、そのあとに「だからかわいい」とつづくと、途端にシラけてしまいます。
子供を産むことができないオトコは黙ってろや。というお叱りはあるかもしれませんが、産むことができないからこそ、血縁という事実に甘えてたら何も生まれないと考えるのです。
子宮が愛するという機能を有する器官なら、それがないオトコは、女性に比べて愛情に乏しいということになってしまいます。ちがうだろ。

ハナシが逸れましたが。
この本の著者と、著者の子供を産んだことがない母親との関係をみて、親子という関係をつなぐモノは何であるか、改めて考えさせられました。
本自体はモノ書きのヒトの本ではないのでアレですが、文章から著者のサヘル ローズさんのまっすぐなお人柄が伝わってくるようなカンジで、直接お会いしてみたいとおもう、そんな本でした。
べつにいろんなヒトに読んでほしいとは思いませんが、もし、「血がつながっていればわかりあえるハズ」とか言っちゃうバカな親や「産んでくれた母親だから愛してくれるハズ」とか言っちゃうバカな子供がこの本を読んだらどう感じるのだろう、というキョーミはあります…。



戦場から女優へ戦場から女優へ
(2009/01/27)
サヘル ローズ

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  1. 2010/10/25(月) 21:40:41|
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