青空堂本舗

-- the Blue Sky Web-Log HOMPO --

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

『海の翼』

周囲から、「よっ、読書家ニンゲン!」 と呼ばれるべく、絶賛進行中の「インテリ化計画」

今回は。
市の図書館にわざわざ買ってもらって借りたけど、クッサレ忙しくてなかなか読みすすめられなんだ作品。

秋月 達郎・著
『海の翼』

という本を読みました。

このハナシはデスねー。
やべえデス。

いまから120年前の1890年。和歌山県・紀伊大島沖で、トルコの軍艦エルトゥールル号が沈没するという海難事故がおきたとき、紀伊大島島民が献身的な救援作業をおこなったことを発端に、遭難者への義捐金運動が日本じゅうに広がり、ついに明治政府は2隻の軍艦で当時国交のなかったトルコへ向けて生存した遭難者を送り届けたということがあったそうで、現在でもトルコ国内ではそのとき受けた恩義を、日露戦争で日本がロシアを破ったことでロシアの脅威がトルコに及ぶことが防がれたことと併せ、教科書や口伝によって語り継いでいるのだそうです。

エルトゥールル号の事故からおよそ100年後。
イラン・イラク戦争只中の1985年、イラク・フセイン大統領が突如「3月19日20:30以降にイラン上空を飛ぶ全ての航空機を無差別撃墜する」ことを宣言。当時イランの首都・テヘランに在留していた外国人が次々に国外へ脱出するなか、日本政府が取り残された自国民を脱出させる航空機を飛ばすことができない状況で、トルコ政府は、トルコ国民を救出するタメの航空機に加え、100年前の恩がある日本人のタメに航空機を飛ばすことを決断。
さらに、在留トルコ人は、1機の航空機に乗り切ることができなかった日本人を優先的にトルコ人用の航空機に乗せ、自らは戦渦の陸路で帰国することを選ぶというトンでもない行動で、語り継がれた恩義がカタチばかりのモノではないことを証明したというのです。

日韓W杯のときのトルコのイルハン選手とかの報道から、トルコ人には親日家が多いとは聞いていましたが、その陰にあった「エルトゥールル号」はおろか、わが国の国民が受けたイラン・イラク戦争での恩さえ、恥ずかしながら、この本を読むまで存じあげておりませんでした。

私を含め、自己の利益を第一に考えるようになってしまったように見える現代のニホン人が、自国民の脱出すらさせられない政府をもつ現代のニホン人が、同じような状況で他国のヒトに席を譲ることができるかどうかは、残念ながら甚だ疑問です。

そういうイミでも、一連のトルコの友情をニホン人はおしなべてすべからく知るべきであり、ワレワレが受けた恩を常に心にとどめておくべきだとおもいました。

「グローバル化」ってそういうことだとおもう。

とにかく、まず読んでいただきたい本です。

ちょっと読みにくいけどね。



海の翼 (新人物文庫)海の翼 (新人物文庫)
(2010/01/05)
秋月 達郎

商品詳細を見る

  1. 2010/12/26(日) 12:08:17|
  2. |
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
<<ふしの屋 | ホーム | クリスマス裏作戦>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://blueskyblog.blog3.fc2.com/tb.php/1605-d5c539c3

Profile

信

Access Counter

Calendar

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

このブログをリンクに追加する

Search

Twitter

Bookshelf

Mailform

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。