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『紙の民』

周囲から、「よっ、読書家ニンゲン!」 と呼ばれるべく、絶賛進行中の「インテリ化計画」

今回は、市立図書館にワザワザお願いして市民の血税で買ってもらったので、貸していただいたときは当然まっさらの状態で、汚しちゃならねえ。とドキドキしながら読んだ本。


サルバドール プラセンシア・著/藤井 光・訳
『紙の民』

という作品。

ヨメに逃げられた主人公が、残されたムスメとともに移民して悲しみを乗り越えようとする過程で、常に感じる誰かの視線に苛まされつづけ、その視線が「土星」のものであることに気づいたとき、ついに「土星」に対して戦争をおっぱじめるワケですが、そもそも「土星」っていうのはこのハナシの作者で、要は登場人物が「ヒトの生活をのぞき見てんじゃねえよ」って、自由を求めて作者に反旗を翻した。というスットンキョーなハナシです。

この本の表現方法が風変わりで、たとえば1ページの文章が三段組になっていて、3人の登場人物の心理が同時に描かれていたりとか、眠っている赤ん坊の思考は真っ黒に塗りつぶされて表現されているとか、けっこうオモシロく読むことができました。

そんなカンジでワリとめちゃくちゃなのですが、作品ちゅうにたくさん登場する“さえないオトコ”どもの哀愁がしっかり描かれていたり、作品の虚構世界と願望世界と現実世界で絡み合う作者の感情が伝わってきたりして、ストーリーとかがアレでも「表現」で楽しませることができるっていうのは素直にすげえなー。って思いました。

読みおわった直後は「なんじゃこりゃあ!?」ってカンジでしたが、あとからじわじわくる、そんな作品でした。
いまおもえば、なかなかであった。

個人的には、作品ちゅうに初代タイガーマスク・佐山聡がでてきたときはテンションあがりました。



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