青空堂本舗

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『ガダラの豚』

周囲から、「よっ、読書家ニンゲン!」 と呼ばれるべく、絶賛進行中の「インテリ化計画」

今回は、以前読んだ、とちゅうまですっげえオモシロかったのに、後半はすっげえつまんなかった作品とおなじ著者のヒトの本。
とちゅうまですっげえオモシロく書けるんだから、さいごまでオモシロいのもあんだろ。
ってことで、このヒトの代表作と名高い作品を選びました。

中島らも・著
『ガダラの豚』

手にとったときの本の厚みに、もともと読書習慣のなかった私はちょっとびびってしまいましたが、そんな不安とは裏腹に、イッキにサクサク読めます。
面白い。
――第二部のとちゅうまでは。

世界じゅうにあふれる超能力や超常現象はすべて科学的に暴くことができる一方で、ホンモノも存在することは否定できない。という、すげえそそるスタンスでのハナシが進みつつ、舞台をアフリカ(ケニア)に移してからは、アフリカ社会にある明と暗のコントラストを、大陸の生活に根づく「呪術」を切り口に丁寧に描かれていて、ハナシのつづきへの期待感はいやがうえにも高まるばかり。

――第二部のとちゅうまでは。

そこから先はデスねー。
主要な登場人物がことごとく雑魚キャラになるわ、ホラー?っていうくらいヒトが死にまくるわ、やっぱりヘンなトコロで「おクスリサイコー!」的な描写も出てくるわ、もう呪いとかカンケーねえだろっていうカンジでサイコバトルがおっぱじまっちゃうわ、さいごは「8時だョ!全員集合」のコントのオチみたいに、みんなで右往左往して終わるデタラメさ。
結局、強大な「呪術」をもつボスキャラの正体はさいごまでよくわかんねえし。

せっかくつまんなくなるまではすげえ面白かったのに。
やっぱりこの著者のヒト。
たぶん、とちゅうで書くのに飽きちゃうヒトなんだとおもいます。

そこいらヘンの落差がデカいだけに、がっかり感もハンパねえのでもうらも読まねえかも。
おクスリ礼賛にもうんざり。



中島 らも
実業之日本社
発売日:1993-03


  1. 2012/03/24(土) 00:04:59|
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