周囲から、「よっ、読書家ニンゲン!」 と呼ばれるべく、絶賛進行中の
「インテリ化計画」。
今回読んだのは、
重松 清・著
『せんせい。』
という短編集。
タイトルのとおり、学校の「教師」にまつわるハナシが収められています。
私は中学校を卒業して社会人になったこともアリ、いわゆるフツーのヒトよりは接した教師の人数が少ないうえに、尊敬に値する教師というモノにはひとりとしてお目にかかったことがないので、このテの「先生モノ」には否定的なトコロがあるのですが、この本は、「このテの」とは一線を画する「先生モノ」でした。
描かれている先生や生徒が、弱さや汚さといった暗部をちゃんと持ったニンゲンとして描かれているトコロに好感をおぼえました。
聖職と呼ばれる教師という職業。
なかにはろくでもないやつだって当然いるワケですが、っていうか相当数いるワケですが、でもフツーの職業とはちがって、何万人もの人生とともにある職業というのは、それはやっぱり「聖職」と呼ぶに相応しいモノだなー。とか考えながら読みましたよ。
私が敬愛する「藤子・F・不二雄」というヒトの作品を読むと、作者の優しい人柄が、その絵やストーリーから伝わってきます。
今回、重松清というヒトの作品をはじめて読んだのですが、奇をてらわないオーソドックスな文章の端々や行間に、なんかF先生と同様の優しさを感じました。
この著者のヒトのちがう作品を読んでみたいデス。
- 2012/05/02(水) 23:40:27|
- 趣|
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- 2012/05/12(土) 19:31:44 |
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