数日前の夕方、なぎをベビーカーに乗せて散歩をしながら頭をよぎったこと。
私は確かにベビーカーを押しているのだが、そのベビーカーに乗っているはずのこの子は本当に存在しているのか。
もしかしたらこの子は私の妄想がつくり上げたもので、道ゆく人にはこの子は見えていないのではないだろうか。
すれ違いざま、ベビーカーの中を覗き込んで声をかけてくれるこのオバチャンも、実のところは、空のベビーカーに話しかけながら歩いているおかしな男を哀れんで、話を合わせてくれているだけなのではないだろうか。
ヨメをはじめとした私の周りの人々も、私の話に付き合ってくれているだけかもしれない。
しかし、確かに私にはなぎの姿が見えているし、会話をする声もはっきり聞こえる。
この子が私の心の中にしか存在しないものだとしたら…。
私の心がそんなふうに病んでいたとしても、それはそれで幸せなのかもしれない。
自分の腹を痛めて親となったわけではない「父親」としての私は、ときどきこんなことを考えたりする。
- 2005/08/12(金) 23:55:21|
- 戯れ言|
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商店街を空のベビーカーを押して歩いていて、かなりイタイ子を見る視線で見られた覚えあり。死んだ子をいつまでも離さない母猿さながらに見えるのかしら。これが男性なら多分なおさら?ぜひお試しあれ。あ、ぬいぐるみ乗せてもいいかも。(どんどん本題からそれていきます。)
- 2005/08/15(月) 08:53:17 |
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- みわ #-
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なぎがベビーカーにぬいぐるみを乗せて商店街をよく歩いています。
前からはベビーカーに隠れてなぎの姿が見えないため、私が押しているように見えるらしく、オバチャンからよく声をかけられます。
かなりイタいカンジ。
- 2005/08/16(火) 01:02:59 |
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- 信 #Qo5l1wbk
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