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青空堂本舗

-- the Blue Sky Web-Log HOMPO --

紺と赤の記憶

これは私がまだ5、6歳のころ、つまり「きく組」か「ゆり組」くらいのころのお話です。たぶん「きく組」。

当時すでに、

「サンタクロースはペアレンツ(主にオヤジ)!」

という自然の摂理を知ってはいたのですが、どこで得た情報からか、オヤジはサンタのコスプレでプレゼントを持ってくるものだと思っていました。

そしてその年のクリスマスの日。
まんまとプレゼントをせしめるためにまだサンタクロースを信じている汚れなき少年を親の前で演じながら、枕元にの縞模様の靴下(プレゼントがふたつもらえるかもしれないので左右一対)を置き、眠りにつきました。

そして次の日の朝早く、サンタが私の枕元にやってきました。
ふすまを開けて。

――来た!

薄目を開けた私の前に現れたサンタクロースは、期待していた紅白のおメデタいあの衣装ではなく、長袖のポロシャツに作業ズボンというイデタチだったのです。
まあ私にとってそんなことは大したショックではなく、

――ハヤクプレゼントヨコセヤ。

と寝ているフリをしながら私の純粋なココロが叫んでいたのを覚えています。

そして、靴下を確認するサンタ。
靴下がふたつあることに気がついたようです。

――さあどうする、サンタ?ケケケ。

一瞬躊躇したものの、次の瞬間私の靴下にプレゼントを入れはじめるサンタ。


チャリ~ン チャリ~ン

両の靴下から聞こえる乾いた音。

――!

あまりのことに何も考えられなくなった私。

そしてサンタは静かに部屋から出て行きました。
サンタがふすまを閉めた瞬間、私は飛び起き靴下の中身を確認しました。

――50円玉と10円玉が何枚かずつ、ふたつの靴下に均等に振り分けられていたのでした…。

やるな、サンタクロース。
  1. 2005/12/08(木) 23:59:59|
  2. 戯れ言|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2
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コメント

トラバック

ありがとやんす。

クリスマスってせつないね。
  1. 2005/12/13(火) 06:27:12 |
  2. URL |
  3. わかめ #-
  4. [ 編集]

かしわ食おうよ

サンタが来る家と来ない家とでは、お年玉の額にも大きな差がありますよね。
ふざけんな。
  1. 2005/12/14(水) 00:11:46 |
  2. URL |
  3. 信 #Qo5l1wbk
  4. [ 編集]

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