今日、シゴト帰りのクルマの中で聞いていたラジオで、「終業式に登校した小学生の女の子が不審者に包丁で刺された」というニュースを流していました。
幸い命に別状はなく、犯人も捕まったそうですが、驚いたのは、そのニュースの中で「現場近くにいた5年生の児童のインタビュー」を流していたことです。
たぶん学校内での取材を禁止されたり、教師や保護者に取材してもマトモに答えてもらえなかったりとかして、事情がよくつかめていない子供をインタビューのターゲットにしたのだと思いますが、子供に衝撃的な事件のことを回顧させて話を聞く行為には、憤りを覚えます。
そこには、その子供の精神状態などに対するオトナの配慮があって然るべきはずなのに。
で。
その内容はといえば、
「えっとねうんとね、オンナの子が倒れてて、お腹から血がいっぱい出ているみたいだった。それを見たヒトもなんかコワがってるみたいだった。」
という、そんなのわざわざ放送しなくてもいいような、どーでもいい内容でした。
――バカばっかりだな。おい。
ハナシは変わりますが。
最近、このテの衝撃的事件が数多く報道されていますが、例えば「コーコーセイがハハオヤを殺害」だけで済むトコロを、わざわざ「殺害後、首チョンパにした」とか、余計な情報を入れるのはナゼか。
世の中には必ず、どこかおかしいヤカラがいるワケで、そういうヒトの中には自分の持つ社会的に許されない異常性を「自覚」し、死ぬまでその誰にも打ち明けられない異常性を隠し通そうとしているヒトも少なくないと思うのですが、そういうヒトたちが一連のニュースを見て、「誰にも言えない自分だけの異常な性質」と同じモノを他のヒトが持っていることに対して「自分だけじゃなかった。」というある種の安心感や連帯感のようなモノを感じてしまい、押さえつけていた感情のタガが外れてしまうというようなことがあるのではないか、と思っています。
ここんトコロ相次いで起きている「バラバラ」など、その代表的な例のような気がしますし、「産み落とし」が続いているのも、その報道によって、「あーソレ、アリだったんだ」的な感情が働いているのではないかと思います。
――バカばっかりだな。おい。
そろそろ報道規制しとけって。
まじで。
- 2007/07/20(金) 23:34:52|
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